人のエンタメを笑うな
人のセックスを笑うなっていう小説があったと思うけど、言いたいことは要は同じかと。
最近、年下の子におすすめされた韓流ドラマを観ようと思えない時になにか違和感を感じた。昔は友達から勧められるジャニーズもK-POPもすんなり聞いてたし一緒にハマっていた。なんならそこから少倶もハロベビも観てたし根っからのミーハーなのにどうも、えぇいいよって瞬時に言っちゃう時がある。絶対観たらハマるのに。
たぶんどっかに韓流とかジャニーズを見る人はこういう人みたいな定義があって、さらに可愛いキュンキュンしたい年頃の子が勧めてきたのも相まって、そのカテゴリーに自分がいることを想像した時に違うなと思う気持ちが瞬時にえぇ、いいよって言葉にでちゃってる。知ってるワイフは毎週観てる癖に。Imitation Rainを神曲だと思ってる癖に。本当はキュンキュンしたいのに。とっさに ええ、いいよ。って言ってしまう。
そんな自分が心底嫌だ。
こんな、おばちゃんになりたくない。
なぜならその作品、アーティストをどうこう思うわけではなくて、それにカテゴライズされる自分が嫌だというなんとも非文化的で、打算的で、傲慢だからだ。まるでサブカル好きの枠に入りたいように踠いている1番見苦しいタイプの人間で。「そんなやつ、今村夏子さんのピクニックを読んでも何も感じないよ」。自分の人生を自己啓発本に沿わせて、思想をそのまま注入して口から吐き出して、出世するにはどうだとか勝ち組だとか負け組だとか言う軸で語り始めるんだ。そんなの嫌だ。何を観ても感想が生まれず、考察ばかりを消費するような生き方、いつまで経っても昔のあれは良かったが更新されない。そんなの嫌だ。
実際に見てハマらなかったらハマらなかったわでいいし、好きだったら好きでいい、それが人それぞれのエンタメであって、そんな低俗なものは見ません高等な人間なのでみたいな、もうその時代終わったんでみたいな、そこに私はカテゴライズされないんでみたいな、そんな短い矢印が最初から最後まで自分に向いてる、かつそれを見た人を蹴落とすような、見る前から聞く前から読む前からそんなことを言うようなおばちゃんにはなりたくない。
アーメン
クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 感想
小学校の頃、クレヨンしんちゃんをお母さんと毎週リビングで横になって観てて、初めて観た映画もクレヨンしんちゃんだった。
小学校の友達でクレヨンしんちゃんを見ちゃダメっていわれている子もいたなあと思い出した。その子にクレヨンしんちゃんを今見て欲しいと伝えたいなあ。
クレヨンしんちゃんの映画といえばオトナ帝国の逆襲。何回も観て何回もいい作品だと思った記憶が新しい。今回、アッパレ!戦国大合戦を見た。たぶん小さい頃に観たんだけど今見るべき本当に良い作品だった。
初見、え?これジブリ?もののけ姫?と思う美術の細やかさと綺麗さで、一気においおいクレヨンしんちゃんじゃないのかよと思ってたら、すぐにお尻を出すしんちゃん。
さらにシナリオがすごい、おしゃれすぎる。クレヨンしんちゃんでおしゃれって何だよ、一瞬、漂流教室かよって思ったら瞬きでタイムスリップ。おしゃれすぎる、そこを描かないという無駄のなさがたまらなくおしゃれだった。
時代が違ければ、好きなもの同士で恋をしてたかもしれない、野原家のようにお気に入りのあの土地に家を建てたかもしれない、戦いなんてせず、雲のように生きたかもしれない、守るものがあるからこそ強く生きてるみさえとひろしを見たから、これからはもっと強く生きようと思ったかもしれない。でもこの時代に生きるしかなかったのだ。
なんのために、しんちゃんがタイムスリップしたのか。なんのために、しんちゃんがおまたのおじさんに出会ったのか。
途中、かすかべボーイズに瓜二つの子供たちが出てくるんだけど、当時はマサオくんがガキ大将で、あるきっかけで弱虫ってバレるみたいな小ネタも面白いし、こう考えると自分の先祖を辿るとやっぱり昔の時代に自分の分身のようなものがいたわけで、今の自分を形成してきてるわけで、そういう繋がりを感じる非日常な感覚がすっと脳裏に入ってくるんですよ、この映画。
歴史にめっぽう弱いんだけど、こうやって戦うのかという勉強にもなったし、昔の人はやっぱ今の時代を見たら悲しいって思うかな、嬉しいかななんて考えたりして、今の時代戦わなきゃいけない理由がないからこそ、もっと自由に生きていいんじゃないかと、空を見るのがただ好きならばそれで許される時代なんじゃないかなと幸せにも思った。彼らが戦をしていたように仕事をしなければならないと一瞬の強迫観念のようなものはまだあるよなあと、武士ならばこうしなければならないが社会人ならこうしなければならないに聞こえたよ。
この時代を誰とどう生きてどんな自分でいるかこんなに幸せな時代に、継ぎ接ぎした自分という存在を先祖はどう思うだろうか
アニメの第一話だけを見てどれが気になったかをまとめる
観たいアニメがたくさんあってどれから観ようかなと悩んだので、それぞれ1話だけ観てどれを観たいと思ったかだけで話をしたい
みどりのマキバオー
第1話:生まれてオドロイタ!
マキバオーってテーマ曲は知ってたけど、どんなアニメかは知らなくて、ギャグかなあくらいに思っていた。観てみて、あ、ニャースの声やんって思った次の瞬間には大号泣。1話目でこんな泣くことあるかよ。あと次回予告で「ネズミに名前をつけてもらった!その名前とはいかに!? 次回、うんこたれぞう」って言ってて腹抱えて笑った。ぜひ観たい。
彼氏彼女の事情
第1話:彼女の事情
庵野さんの作品と聞いて、え?庵野さんが少女漫画を?きもそう、と思って気になってた。外面完璧だけど家だとヒモノ女の主人公視点の話で、同じクラスの完璧男にヒモノがバレてしまうというところまでが1話。話は王道の少女漫画なのにエヴァやんってなる撮り方と、や、ミサトさんがビール開ける時の音楽やってなるので情緒が難しい。ぜひ観たい。
SHIROBAKO
第1話:明日に向かってえくそだすっ!
高校のアニメ同好会のシーンからスタートして、2年半後社会人になってアニメの制作進行をやっている主人公。アニメ業界の日常が描かれているのだが、全く違う業種なのでへえと言う感じになる。これから色々起こるんだろうという予感がする。ぜひ観たい。事前情報で実在するアニメ業界の人がたくさんでてくると聞いていて丸山正雄さんが1話で出てくる。たぶん他にもでてるけど。
モブサイコ100
第1話:自称霊能力者 霊幻新隆とモブ
主人公がモブって名前で超能力が使えて悪霊を追い払うという渋滞してるギャグアニメなんだけどオープニングがかっこよくてさらに渋滞。さまざまな霊がでてくるんだろうなと思いつつモブが爆発まで○%っていうカウンドダウンが書かれていて27%で1話目が終了。どうなっちゃうんだ爆発ってなんだ。ぜひ観たい。
全部観たい!!
初心者向けボードゲームおすすめる
ボードゲームが好きだからぜひ共有したいし、みんなにやって欲しいけど、いかんせんボードゲームの説明って本当に文面だと長すぎてできないから雰囲気だけ掴んでほしい。
個人的には戦略と運が半々くらいのボードゲームが好きで、まるまる1日同じゲームをやり続けてても飽きないのだが、そういう方がいたらぜひ仲良くして欲しい。
他にもいくつかやったけど、これはおもろいってものだけ紹介する。
コロレット
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★☆☆(星3)
仲良し★★☆☆☆(星2)
ヘビみたいな性格のやつが勝つゲーム。集めるカードはカメレオンだけど。
クー
運★★☆☆☆(星2つ)
戦略★★★☆☆(星3つ)
仲良し★☆☆☆☆(星1つ)
中世ヨーロッパの王族が、もしもお前が勝ったら次の王はお前がやってくれとカードを配りだして始まるゲーム。イメージね。
ベストアクト
運★☆☆☆☆(星1つ)
戦略★☆☆☆☆(星1つ)
仲良し★★★★★(星5つ)
男女3人ずつで宅飲みしてお酒も結構入ってきたタイミングで始まるゲーム。たぶん2組は付き合う。猛牛の「もー」と闘牛の「もー」に当たった人だけは付き合えない。
ito
運★☆☆☆☆(星1つ)
戦略★☆☆☆☆(星1つ)
仲良し★★★★★(星5つ)
価値観協力ゲーム。一見、価値観が異なる人とやると、えー!違うだろと盛り上がるように思えるが、価値観の同じ人とやったほうが圧倒的に盛り上がる。こいつちょっとズレてんなって人を入れたいと思いがちだが入れない方がいい。
ナショナルエコノミー
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★★☆(星4)
仲良し★★☆☆☆(星2)
1番好きなゲームはいただきストリートですっていう人がハマるゲーム。
マンマミーヤ
運★★★☆☆(星3つ)
戦略★☆☆☆☆(星1つ)
仲良し★★★☆☆(星3つ)
イタリア人を馬鹿にしてるドイツ人が作ったゲーム。
ジャイプル
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★☆☆(星3)
仲良し★★☆☆☆(星2)
コロレットを好きな人が考えたゲーム。
タルギ
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★★★(星5)
仲良し★★☆☆☆(星2)
頭の良い人が頭の悪い人を馬鹿にして作ったゲーム。
ペンギンパーティー
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★☆☆(星3)
仲良し★★★★☆(星4)
ペンギンさんが並んで可愛いのに何故か無言になるゲーム。淡々とペンギンが縦と横に並ぶ。
花火
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★☆☆(星3)
仲良し★★☆☆☆(星2)
協力ゲームなのに、唯一ブチ切れしたことのあるゲーム。自分がブチ切れてる間に誰かもまた自分にブチ切れてることが後から判明するゲーム。
モダンアート
運★★★☆☆(星3)
戦略★★★★☆(星4)
仲良し★★☆☆☆(星2)
中学生の時に、CDショップの店員がおすすめしているインディーズバンドばっかり借りてるようなやつが好きなゲーム。
語りき埼玉のツァラトゥストア-星野源の魅力
今日リリースの星野源の新曲聞きました?
創造
ドラえもんの時もそうだけど、コンセプトは崩さないでこんな良いもの作るのがビジネスマンとしてすごい。そしてこんな楽しそうに仕事したい、、資料にモザイクとかかけたい、、!ふざけたい、、!遊びたい!やめて!やめてくれえい!才能才能才能!
星野源のなにがここまで魅力かというとこんなペラペラな表現したくないけど、1回病気になって死にそうになってる人だからなのかもしれない。生きている間しか生まれ変われない。生かされたこの意味は命と共に遊ぶことにある。星野源の生き方を表す最高級の言葉だと思った。
初めて星野源を知ったのはオールナイトニッポンのA-1グランプリ(喘ぎ声グランプリ)というコーナーだった。日常にあるもので、喘ぎ声っぽく聞こえるものをリスナーから募集するやつで、真面目に解説する星野源が好きだった。その後、星野源の出た映画を観て童貞っぽい演技がピカイチでうまいなと思って、エッセイを読んで、着飾らない文章が好きになった。川勝さんから影響を受けてポップウィルスって名前のアルバムを出した時はレコードを買った。最初は音楽だけで歌ってなかった星野源だが、細野晴臣に歌った方がいいと言われ、歌い始めたとかいうエピソードも人生のエピソードに欲しすぎると思った。
くだらないの中に
首筋のにおいがパンのよう
恒例のどんな匂いか全然わからん歌詞
さらしもの
PUNPEEとのコラボ曲。自分の入場曲を決めていいと言われたら全世界の中でこの曲を選びたい。
イヤモニで閉じこもってまた自分のせいって気付いてる でもそこにすら君はいた もしかすると孤独は一人ではないって
いえる!
アイディア
PVが楽しい
朝ドラの主題歌だったので、気持ちいい朝に聴きたくなる曲 吉祥寺の井の頭公園で散歩したあの朝を思い出す
地獄でなぜ悪い
PVのアニメがかわいい
勃起が突き抜けるシーンが好き
Family Song
バナナマン日村がフライデーされた時の出来事が歌詞に入っている
救急車のサイレンが胸の糸を締めるから
私も埼玉のツァラトゥストアと呼ばれたい
ダイエットは続かない、早起きも続かない、日記も続かないけど、まめきちまめこのブログは毎日読んで7年経つ
もはやきっかけも覚えてないがたぶんTwitterで発見したまめきちまめこの漫画ブログを毎日読み続けて7年経つ。酔っ払っても、風邪をひいても、仕事がダメでも、健やかなる時も、毎日21時12分に届く(なんで12分なんだ?)このブログだけは毎日読み続けている。
登場人物はだいたいこんな感じ
まめこ
まめこ母(マザ吉)
まめこ父(ファザ吉)
まめこ姉(姉吉)
まめこ姉のだんな(ポニキ)
犬(こまち)
猫(タビ)
猫(シンバ)
猫(メロ)
幼馴染(あーちゃん)
まめこ姉の子供(甥吉)
ほぼ動物。
ベスト作品とかもあったんだろうけど、生活に染み込みすぎて思い出せないからおすすめにあったやつを置くので、ぜひLINE登録して毎日ほっこりしてほしい。
http://mamekichimameko.blog.jp/archives/78170573.html
http://mamekichimameko.blog.jp/archives/77890271.html
http://mamekichimameko.blog.jp/archives/79774494.html
http://mamekichimameko.blog.jp/archives/83175443.html
http://mamekichimameko.blog.jp/archives/81736243.html
サブカル映画と言わないで-花束みたいな恋をした感想
サブカル映画で話題の花束みたいな恋をしたを観ました。まだ噛み切れてない感じがあるけど、すごいよかった、そして悔しい。
タイトルと出演者をみると余命系ラブロマンスかと思うし、サブカル映画って出回ってからはモテキを想像したんだけど、どっちでもない絶妙なバランスの映画。サブカル映画で片付かないし、恋愛映画でも片付かない。
趣味が合って運命的に感じる出会いをして、花束みたいな時間を過ごして、誰のせいでもなくすれ違って、お花みたいに枯れていく、こんなありきたりな話、ドラマにしたら面白くなりようがないんだよ普通。だから誰もやってなかったのかもしれない、でもめちゃくちゃ良い作品になってる。共感と羞恥、切なさで胸がいっぱいになる。すべての20代後半の人達に見てほしい。でももしかしたら、なんかエモかったわあで終わったり、もっと恋愛って色々あるじゃんって人もいるかもしれないし、菅田将暉が変わったのがいけないって思うかもしれない。それもたぶんあってる。ぐっとくる自然さを感じる人もいると思う。それはきっと時間が過ぎるのを感じない瞬間から、時間が過ぎるのを感じる瞬間に変わるのを経験したことがある人かもしれない。わかんねえけどいいんだ
サブカルもあくまでその2人を表現する最適な要素だったと思うし、彼らにとってはメインカルチャーでしかないというか、その映画のカルチャーに共感する箇所があった人も多いと思うから結局カルチャーにメインもサブもないよなあ。押井守を無視して、ショーシャンクの空にが名作だと話すような自称映画好き男が目の前にいたら、まじかよって思う気持ちもわかるし、その感性はもはやマイノリティではないだろうに、サブメインとか隔たりなんてそもそもないんだよなあと。
2人とも立派で中途半端でちゃんと優しくて、考えてて感じてて、だから見ててしんどくて苦しい、観てから時間が経っても今も苦しい。ない記憶が自分にできてしまった感覚。
何が悔しいかって52歳の坂元さんがオリジナルでこれを描いてるという事実。なぜこのテーマを?なぜそんな機微まで?どうしてそれが好きだとわかる?まさに今渦中にいる人しか描けないようなことを才能と経験でやられてしまう悔しさ。
気持ちが動く瞬間をくれてありがとうございました、ただ1つ言いたいのは、仕事ばっかりになるとパズドラしかできなくなるはマジ、ソースは国民